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人物図鑑

ぽかぽか保育園豊田園 調理師

斉藤(さいとう)先生

ぽかぽか保育園豊田園の開園当初から給食やおやつを作っています。豊田園の調理室からは窓越しに保育室の様子が見えます。日々子どもの成長を見つめながら、自分自身も成長できる職場環境が気に入っているそうです。
Qぽかぽか保育園に入る前の経歴を教えてください
 製菓の専門学校を卒業して、以前はケーキ屋さんで働いていました。 子どもが生まれてからはパン屋さんで働いたこともありましたが、子どもの保育園が決まった時に思い切って保育園に転職しました。やはり子どもがいても働きやすい時間帯の仕事だし、職場の方たちの子育てへの理解があると思ったからです。
Q調理師免許はいつ取得したのですか
 2人目の子どもの産休中に取得しました! 自分で問題集を買って、赤ちゃんが寝ている間や夜、時間を見つけて少しずつ勉強しました。製菓衛生師というパティシエの資格を持っていたので、共通する分野もあったのは助かりました。
Qぽかぽか保育園に入社したきっかけはなんですか
 ぽかぽか保育園高倉園の隣のコープによく買い物に来ていたので、ぽかぽかのことは知っていましたが、「新しい園ができる」というニュースを知って調理師として応募することにしました。新規オープンで、みんないちからのスタートという環境が良いなと思って決めました!
Q実際に働いてみてどう感じていますか
 元々はお菓子作りが好きでケーキ屋で働いていたんですが、ケーキ作りは仕込みがあるので朝早くから始まるし、仕事終わりも深夜になることもあるハードな職場でした。 ぽかぽか保育園では、子どもと同じ生活リズムで無理なく仕事ができ、病児保育もあるので安心です。子どもの体調不良のときも職場の人がわかってくれているので、とても働きやすいです。
Q病児保育は利用していますか
 よく利用しています。子どもの急な体調不良時に家族に預けられる環境ではないので、ほんとうに助かっています。豊田園の病児保育室に預けていると、私もモニターで様子を見ることができるし、看護師さんがついていてくれるので本当に安心です。看護師さんも時々子どもの状態を知らせてくれてありがたいです。
Q調理師として仕事の中で心がけていることはなんですか
 やはり、「美味しい給食」「安全な給食」を作ることです。 それから子どもたちはそれぞれ好き嫌いがあるので、どうやったら食べられるか試行錯誤しています。 献立は1週目2週目と、2週同じメニューを繰り返すのですが、1週目に子どもたちがあまり食べなかったものは、2週目には盛り付けを変えたり工夫して出します。子どもって盛り付けだけですごく食べてくれるようになったりするんです。その結果を見てまた「こういう盛り付けなら食べるんだな」と勉強になっています。いつも悩みながら、考えながら作っています。 ぽかぽか夏祭りの日には、焼きそばやとうもろこしなどお祭りらしいメニューにしました!子どもたちが持ってくるトレーに盛り付けてあげたんです。時にはそんな給食も楽しくて良いですよね!
Qぽかぽか畑の作物も給食に出ますか
 たくさん収穫できたものがあると、予定していた献立を変更してその野菜を使ったメニューを作ることもあります。つい先日はじゃがいもを使った給食やおやつを提供しました。 「これはぽかぽか畑で採れた野菜だよ」というと子どもたちは「えーっ!」と喜んで食べてくれます。いつもは全然食べない野菜でも、これは一口だけ食べてみようかなという子もいます。小さな子どもたちも「自分たちで育てている野菜」という気持ちがあるんですね。
Qアレルギーに配慮した給食作りもしていますか
 去年は園児さんのためのアレルギー対応をしていました。アレルギーを起こす食べ物を全く食べないということではなく、少しずつ身体に取り入れていかないといけないので、「いまは何グラムまで食べられる」など段階的に解除します。 実は私の子どもも最近アレルギーになったんですが、給食作りのために勉強してきたことが役立っています。アレルギーの負荷試験を定期的に受けるんですが、その食べ物を食べたときに急な反応を起こさないように少しずつ慣らしていっているところです。 ぽかぽか保育園では給食もおやつも、園の調理室で調理師が手作りしているので、子どもたちの状態に合わせた細やかな対応ができます。
Qぽかぽか保育園はどんな職場ですか
 自分では調理師としてまだまだだなと思うところもありますが、いろいろな意味で自分を成長させてくれる職場だなと思っています。本業の枠を超えて様々なチャレンジをさせてくれる会社なんです。 去年は動画作りに取り組みました。子どもたちの様子を撮影して保護者の方にみていただけるように編集したり、卒園式の撮影も良い経験になりました。また最近では、ぽかぽかフィットネスというダンスにも挑戦しました。 豊田園の調理師は一人なので、忙しいし大変だと思うことももちろんありますが、新しいチャレンジができるのは働いていて楽しいです!
Qこれから挑戦してみたいことはなんですか
 いずれコロナが収まったら「親子でクッキング・〇〇作り教室!」をやってみたいです。親子参加型の料理イベントです。子どもはもちろん嬉しいし、普段忙しい保護者の方にもきっと喜んでいただけると思います!親子でいっしょに料理していっしょに食べることは、とっても楽しいことですよね。